慰謝料相談ドットコム > 慰謝料請求事例ブログ > 妻の不倫相手に慰謝料を請求し、不倫関係を清算させた事例
夫婦の一方による不倫は倫理上大きな問題です。 かつては、不倫に手を染めるのは夫、という図式が成り立っていました。 でも、今では妻による不倫も増加傾向にあるようです。 妻による不倫は、離婚の決定打となる場合が多い中、不倫相手への慰謝料請求と引き換えに、結婚生活の継続と夫婦関係の修復を選んだ事例を紹介します。
目次
管理職の妻は、最近、終電を逃しタクシーで帰宅することが多くなりました。
ある夜、相談者が終電を逃した妻をたまたま玄関先で待っていたところ、タクシーに同乗していた若い男性とキスしている妻を目撃しました。この時、相談者は妻が不倫していたことを初めて知りました。
相談者は、怒りを抑えながら妻と話し合いました。
そこで、相手が部下であり、つい魔が差して以来ズルズル付き合うようになったことや、相談者との離婚は考えたことがないことを話しました。
数日間考えた相談者は、不倫相手に慰謝料を請求して関係を終わらせることを決断し、弁護士に交渉を依頼しました。
弁護士が不倫相手に直接会って、いっさい口外しないのを条件に、妻と別れ慰謝料を支払うよう要求しました。受け入れないと、訴訟問題に発展し、その後の昇進にも響く可能性があると弁護士が諭して、要求通り決着することになりました。
相談者は海外出張で家をあけることが多く、妻は小さな子供2人と夫の留守宅を守っていました。
夫が海外出張から1日早く帰宅すると、深夜にも関わらず妻は外出していました。戻った妻がよそよそしく、いつもより念入りにおしゃれをしていたのを不審に思い追及すると、泣きながらホストクラブ通いとホストとの不倫関係を告白しました。
相談者が不在がちな中でのワンオペ育児で、心細く淋しかったという妻の話を信じて、今後は不在時も頻繁に連絡を入れたりして妻を支えることを決意。
妻と不倫関係にあったホストに対しては、慰謝料を請求することを決断しました。
相談者は、ホストに対する慰謝料請求のために、内容証明郵便の作成を行政書士に依頼しました。
その結果、ホストは妻と別れ、慰謝料請求に応じてくれました。
ゼミの同級生だった相談者と妻が、ゼミ仲間の結婚式に出席して以来、妻がやけに陽気になり、どこか変だと感じるようになりました。
ある日、妻のスマホに着信があり、見ると妻の元彼だったゼミ仲間からの電話でした。相談者が折り返し電話をすると、戸惑った相手の様子から不倫を確信。問い詰めると、相手はあっさり不倫の事実を認めました。激怒した相談者は妻と別れるよう要求し、妻にもそう告げました。
ところが、その後も不倫相手は妻に言い寄り、やがて相談者に別れてくれるよう言うまでに。相談者は3人で話し合う必要性を感じました。
相談者は弁護士に話し合いへの同席を依頼しました。
そこで、妻は相談者と別れるつもりはなく、不倫相手と関係をもったのは懐かしさからだったと明言しました。
そこで、弁護士が不倫相手に妻を諦めるよう説得し、不倫相手も妻の真意を受け止めて、慰謝料を支払い関係を清算することを受け入れました。
妻の不倫は夫の不倫同様に不法行為です。
でも、妻に反省の気持ちや結婚生活をやり直したいという強い意思を確認できれば、その気持ちを受け入れる器の大きさがあってもいいですよね。
そもそも、危険を冒してまで妻が不倫に走るのには理由があります。
淋しかった、夫に対して足らないものを感じていた、変わり映えのしない日常から抜け出したかったなど、原因を探ることから始めましょう。
原因次第では、夫婦の努力や夫の気遣いによって、妻の気持ちが結婚当初のように戻ることだってあるはずです。
関係修復に動きだした夫婦には、不倫相手への慰謝料請求は大きな意味があります。
不倫関係を清算し、夫婦そして不倫相手の気持ちの切り替えに大いに役立つことになりますよ。