慰謝料相談ドットコム > 慰謝料請求事例ブログ > 不倫発覚も態度を改めない夫に、離婚と慰謝料を請求した事例
最近の離婚原因の上位3つは、1.性格の不一致、2.不倫、3.家庭内暴力(DV)と言われています。 昔も今も、「2.不倫」が離婚原因の上位であることは変わりません。 夫婦のどちらかが不倫することは完全なる悪であり、民法上でも認められない行為です。 ここでは、妻に不倫がバレても改心しない夫と離婚して慰謝料の支払いを認めさせた事例から、その対処法を探ります。
目次
2年ほど前から、夫が残業の理由を詳しく話すようになりました。たまりかねて相談者がその話題に触れると、夫は動揺して不倫を白状しました。
半年様子を見た相談者。悪い予感がして夫のスマホをこっそり確認すると、予測変換に知らない女性の名前が出てきました。
相談者は、発覚後も不倫を続けていた夫に愛想が尽きてしまいました。
夫はメールの履歴を消しており、証拠をつかむのは困難と判断し、探偵事務所に夫の不倫調査を依頼しました。すると、不倫相手のマンションで頻繁に会っていることが確認できました。
相談者もごみ箱をチェックして、探偵による調査の裏付けになるようなレシート類の回収に努めました。
物的証拠が揃うと夫に離婚を突き付けて、話し合いによって離婚は成立。慰謝料なども相談者の要求どおりになりました。
夫が単身赴任中の週末、連絡がつかないことがたびたびありました。不倫を疑った相談者は、子供を実家に預けて突然夫の赴任先のマンションを訪れました。
そこには夫とくつろぐ見知らぬ女性の姿があり、その場で口論になりました。
その後、異動になり自宅に戻った夫は、友人に会うと言って週末に出掛けるようになったのです。不審に思って問い正すと、例の不倫相手が会いに来ていたことが発覚、激怒した相談者は離婚を決めました。
相談者は夫を自宅から追い出しました。
弁護士に協議離婚の交渉を依頼したところ、夫と不倫相手は、相談者と離婚して結婚するつもりだったことが判明。
相談者は夫を懲らしめる目的で、多額の慰謝料や親権・養育費・自宅の譲渡を要求すると、離婚したかった夫は相談者の要求をすべて受け入れて、離婚が成立しました。
会社経営者の夫はもともと仕事上の付き合いが多い人でした。
ある週末のこと、急ぎの電話を接待ゴルフに出掛けていた夫に取り次ぐと、聞き覚えのない女性の声が奥から聞こえてきて、相談者は夫の浮気に気が付きました。
その後、動揺した相談者が夫を問い詰めると、行きつけのクラブのママと5年ほど不倫関係にあったことを告白しました。相談者は衝撃を受けて離婚を考えるようになりました。
相談者は夫の裏切りを許すことができないので、協議離婚したいと率直に伝えました。
夫は社長としての体裁もあり離婚を拒否しましたが、相談者が依頼した弁護士から、調停や裁判になることは得策でないと説得され、協議離婚に応じることにしました。
夫は親権や700万円もの慰謝料等の請求も拒否しましたが、不倫の告白録音の存在と、5年という長期間の不倫関係を指摘され、要求を受け入れることにしました。
夫婦の間で決して許されない配偶者の不倫。
次のような言動が見えてきたら要注意です。
異変を感じたら「最近、忙しそうだね」のように、それとなく確認してみましょう。相手に心当たりがあれば、少なからず動揺するはずです。
相手が「バレてるかもしれない」と感じてからの様子を、あなたが落ち着いて見守ることも大切です。
相手が不倫関係を清算しようと動くなら、今回ばかりは知らなかったふりをするのも一つのやり方でしょう。
反省の色が見られない場合は次の2つの選択肢があります。
どちらも、本サイトを参考にして、不倫の物的証拠集めから始めましょう。くれぐれも、相手に悟られないよう気を付けて。
不倫が妻にバレても、態度を改めない夫。
事実を知った妻の辛い思いを知った上での裏切り行為に対しては、それ相応の覚悟を持って対処しなければなりません。
結婚生活の継続にはかなりの忍耐と寛容さが必要です。
離婚する場合も、激しいやり取りの応酬や本音のぶつかり合いなどの神経消耗戦になります。
ここが踏ん張りどころです。
今を乗り越えれば、きっと新たな気持ちで前進できますよ。