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不貞行為があった場合の慰謝料の相場はどの程度?

不貞行為の慰謝料の相場はどのくらいなのでしょうか

不貞行為の慰謝料の相場は法律で定められていません。裁判では判例や夫婦間の事情などを元に、請求された慰謝料の金額が妥当かどうかを判断しているのです。一般的な相場は100万円~300万円程度と言われていますが、これもケースバイケースです。 ここでは不貞行為の慰謝料の相場はどのくらいなのかを詳しくご紹介します。

別居、離婚をする場合の慰謝料の相場

配偶者の不貞行為により別居や離婚をする場合の慰謝料の相場は、およそ100万円~300万円くらいと言われていますが、個々のケースで金額にばらつきが出てきます。浮気相手が夫婦関係はすでに冷え切っていたと信じていた、浮気相手が反省している、浮気期間が比較的短い場合は相場金額の下限近くに落ち着くことが多いようです。

【事案例】
浮気が原因で夫婦関係が破綻したことに対する慰謝料請求

慰謝料金額:130万円
婚姻期間:9年
子ども:あり
相手:夫の浮気相手(女性)

判断概要⇒
浮気が判明するまでの夫婦関係は良好だった
浮気相手は夫婦関係は冷え切っていると思っていた
浮気期間は約半年間
不貞行為は数回程度
浮気相手は深く反省している
配偶者はまだ離婚をしていないが、別居中で夫婦関係は破綻している

判断⇒ 浮気が判明する前は夫婦関係が良好だったこと、子どもがいること、浮気により夫婦関係に亀裂が入ったことは慰謝料の増額に値しますが、浮気相手は夫婦関係が冷え切っていると思っていたこと、浮気期間が半年と短いこと、浮気相手が深く謝罪していることが減額要素になり、相場より少なめの慰謝料になりました。

別居、離婚をする場合の慰謝料の相場

配偶者の不貞行為により別居、離婚をしない場合の慰謝料の相場は、数十万~100万円程度と言われています。この金額も個々のケースで考慮され、増額、減額が考えられます。夫婦の結婚期間が長いこと、浮気相手が既婚者だということを知っていたこと、浮気期間が長いこと、不貞行為の頻度が多いことは慰謝料の増額対象になることが多いです。

【事案例】
浮気が原因で夫婦関係が破綻したことに対する慰謝料請求

慰謝料金額:450万円
婚姻期間:23年
子ども:あり
相手:妻の浮気相手(男性)

判断概要⇒
浮気が判明するまで夫婦関係は概ね良好であった
浮気相手は既婚者だということを知っていた
浮気期間は約3年
不貞行為の頻度は15回以上
妻が浮気相手のために400万円あまりの借金をしており、夫は現在も借金の返済を続けている

判断⇒
浮気が発覚するまでの夫婦関係は良かったこと、浮気相手が既婚者であることを知っていたこと、夫婦の婚姻期間が23年と長いこと、浮気期間が比較的長いこと、子どもがいること、浮気相手のために作った借金を夫が返済していることなどから、相場の上限を超えての慰謝料請求金額が認められたようです。

夫婦生活が平穏で円満だった場合の慰謝料の相場

夫婦生活が平穏で円満だった場合の慰謝料の相場はおよそ100万円~300万円くらいと言われています。これはあくまでも相場であり、個々のケースで増額、減額されることが多くみられます。

【事案例】
浮気が原因で夫婦関係が破綻したことに対する慰謝料請求

慰謝料金額:210万円
婚姻期間:11年
子ども:あり
相手:夫の浮気相手(女性)

判断概要⇒
浮気がわかるまで夫婦関係は平穏で円満だった
浮気がわかってからも浮気相手は不貞行為を繰り返していた
浮気期間は約1年6ヶ月
不貞行為の頻度は15回以上
夫は浮気相手に妻とはいずれ別れる、夫婦関係は破綻していると嘘をついていた
浮気が原因で別居をしていて、夫婦関係が破綻した
浮気が原因で妻がうつ病を発症し、現在も通院が続いている
浮気相手に謝罪の意思がみられない

判断⇒
浮気相手は夫婦関係を壊そうとしていたこと、不貞回数が比較的多いこと、浮気が原因で夫婦関係が破綻したこと、浮気が原因で妻がうつ病を発症したこと、子どもがいること、浮気相手に謝罪の気持ちや意思がみられないことが、浮気が原因で離婚する場合の慰謝料の平均相場金額に落ち着いたと思われます。

浮気や不倫が発覚する前から夫婦仲が悪かった場合の慰謝料の相場

配偶者の浮気や不倫がわかる前から、夫婦仲が破綻していたと思われる場合の慰謝料の相場は数十万~100万円程度と言われています。すでに夫婦関係が冷え切っていたことが、やや少なめの慰謝料になる要因だと思われますが、浮気相手が謝罪しない、浮気相手が経済的、社会的地位が高い場合は慰謝料が増額されるケースもあります。

【事案例】
浮気が原因で夫婦関係が破綻したことに対する慰謝料請求

慰謝料金額:290万円
婚姻期間:7年
子ども:あり
相手:夫の浮気相手(女性)

判断概要⇒
浮気が発覚する前から夫婦仲は冷え切っていた
浮気がわかってから、妻が浮気相手に対して不貞行為や不貞関係を精算するように求めていたが、無視し関係を続けていた
浮気期間は2年9ヶ月
不貞行為は10回以上
夫婦は浮気発覚後別居し、離婚協議中
浮気相手から謝罪の意思や気持ちが見られない
妻と浮気相手は医師

判断⇒
浮気が発覚する前から夫婦仲は冷え切っていたが、浮気相手は更に破壊する意思があったこと、浮気期間が比較的長いこと、不貞行為の頻度が多いこと、子どもがいること、浮気相手から謝罪や反省の意思が見られないこと、妻、浮気相手の社会的地位が高く、経済力があることから増額要素が多くみられ、減額を考慮する要素が見つからず、慰謝料相場の上限を大幅に超えての金額が認められたようです。

不貞行為があった場合の慰謝料の相場は個々の事例によって異なる

不貞行為があった場合の慰謝料の相場は、浮気相手が夫婦関係を積極的に破壊しようとする意図の有無、交際期間の長さ、不貞行為の頻度、子どもの有無、浮気相手の謝罪の意思、夫婦や浮気相手の社会的地位や経済力の高さなど、さまざまな要素から判断されます。相場はあくまでも目安なので、「このくらい請求しても妥当だ」と思われたら、請求すべきでしょう。

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