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事実婚とは|用語集|慰謝料相談ドットコム

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慰謝料請求用語集【事実婚】とは?

事実婚とは、法律によらない婚姻状態のことです。婚姻届けを出している法律婚に対して、婚姻届けを出さないが実態としては婚姻状態にある結婚のこととされています。実態として婚姻状態にあるとは、同居し、相互扶助を行い、本人たちが夫婦であるという意識がある、周囲に夫婦として周知されているなどの条件があります。それでは、事実婚と法律婚には権利に違いがあるのでしょうか。詳しく解説します。

事実婚と同棲の違いは?

事実婚は、同居して相互扶助をお行なっていて実態は夫婦としての生活を営んでいて、自分たちにも夫婦という意識があり、周囲に夫婦として認知されているが、婚姻届けを出していない婚姻状態を指します。
法律婚との違いは婚姻届けを出しているかどうかだけです。

似た言葉に「内縁」がありますが、意味はほとんど同じです。
内縁というのは、「結婚したくてもできない男女がするもの」というイメージがあります。
これは、日本の家制度が関係しています。明治民法では、成年に達していても、男性は30歳、女性は25歳になるまでは本人の意思だけでは結婚できませんでした。「家の許し」が必要だったのです。
そのため、許されざる恋愛を成就させるには、内縁という選択肢しかありませんでした。
正当な理由があったとしても、なんとなく背徳感が払拭できない言葉のイメージがあります。

これに対し、近年「選択的に婚姻届けを出さない」前向きなイメージの事実婚という言葉が生まれました。
自由であることに重きを置く人、紙切れで縛るのではなく精神的つながりを大事にしたい人、様々な理由で事実婚を選択するカップルが増えていると言います。
報道などではまだ「内縁関係」が使われていますが、世間的には絶滅しつつある言葉かもしれません。

同棲は、「恋愛関係にある二人が同居している状態」を指すので、婚姻生活の実態(同居、相互扶助)の有無は関係ありません。

事実婚と法律婚の権利の違いは?

事実婚は、事実上夫婦と言える生活をしているという意味で、婚姻している夫婦とほとんど同じように法的に保護されています。
(事実婚の配偶者も、ここでは単に「配偶者」と表記します)

○法律婚と同じように権利が行使できるもの

配偶者の不貞行為があった場合、慰謝料請求できる
事実婚期間に形成した財産について、別れる時に財産分与を請求できる
相互扶助の義務があり、怠った相手に対して婚姻費用の分担請求ができる
年金分割を請求できる
遺族年金を請求できる
健康保険が被扶養者として適用される
年金が被扶養者として適用される
住宅ローンを夫婦で借りられる
携帯電話の家族割など民間でも夫婦と認めて受けられるサービスは多い

○法律婚と同じように権利を行使できないもの

所得税の扶養控除が受けられない
相続権がない

いかがでしょうか。ほとんど夫婦と変わりはないですよね。
事実婚だからと諦めているものがあるなら、きちんと権利を行使できるように手続きをとりましょう。

事実婚のメリットは「いいとこどり」?

法的に法律婚とほとんど同じように権利が守られているということで、事実婚は増えていると言われています。
届け出が不要なので公的な統計はとりようがないのですが、婚外子の割合からある程度推測することはできます。

厚生労働省発表の人口動態には、「出生総数に占める嫡出でない子の割合」というデータがあります。

○平成29年我が国の人口動態(PDF)

http://www.mhlw.go.jp/english/database/db-hw/dl/81-1a2en.pdf

それによると、戦後の混乱期には婚外は3.7%いますが、それ以降はずっと下降を続けており1977年〜1980年には0.8%となって婚外子の出生率は底を迎えます。
しかし、それ以降は現在までずっと上昇しており、2015年には2.29%になっています。
諸外国と比べるとこの数字はとんでもなく少ないので、日本人は法律婚に強いこだわりを持つ国民性と言えますが、だんだん法律婚に縛られないカップルが増えていると言えると思います。

なぜ事実婚は増えているのでしょうか。

○事実婚のメリット

・戸籍をいじらないので手続きが簡単
・本人たちの意思だけで結婚も離婚もできる
・姓が変わらない
・どちらかの戸籍に隷属するという意識から脱却できる

姓が変わらないというのは女性にとってはとても便利なものかもしれませんね。結婚はそうなんどもするものではないとはいえ、運転免許証、クレジットカード、パスポート、銀行口座、すべての姓を変更する煩雑な手続きがいらなくなります。

権利は法律婚とほとんど変わらなくなっていて、メリットが増えるのなら事実婚が増えるのも納得ですね。

事実婚のデメリットは、事実婚の証明が難しいこと

ところが事実婚にはデメリットもあります。
増えているとは言っても世間的な認知度は低い関係ですから、周囲の理解を得難い、夫婦なら「夫です」で済む説明が、いちいち面倒臭いという側面もありますね。

また、一番大きな問題は子どもです。
事実婚カップルから生まれた子どもは非嫡出子になります。法律上は、シングルマザーの子どもです。
子どもは母親の戸籍にいれられることになり、戸籍上は父親がいません。
父親が認知しないと子どもには相続権もありませんし、父親には扶養義務も発生しません。
共同親権は夫婦に認められるものなので、事実婚の場合は親権をどちらか片方しか持つことができません。

これは円満な時には問題はなくても、別れる時に諍いの種になる可能性があります。

慰謝料請求、財産分与、婚姻費用分担の請求などもそうです。
法律的には夫婦ではないので、これらをするためには事実婚であったと認められなければなりません。
もしかしたら、配偶者は「事実婚ではなかった。ただの同棲相手です」と反論するかもしれませんよね。
そうなった場合、まずは事実婚を証明しなければならないのです。
夫婦なら戸籍謄本一枚で夫婦関係を証明できますが、事実婚の場合は同一の住民票、周囲の人間の証言、相互扶助を証拠づける銀行口座の出入金記録など、様々なものを提出しなければなりません。

事実婚はメリットとデメリットをよく考えて

事実婚でも法律婚に等しい権利が守られるので、法律婚との違いは今後ますます消えつつあるのかもしれません。メリットも大きいです。しかし現状は複数のデメリットがありますので、事実婚を選択するかどうかは将来のリスクをよく見極める必要があるでしょう。

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